リン酸(肥料の成分)の役割
リン酸は「花肥」と呼ばれ、花の開花に大きく影響する栄養素ですので、花をたくさん咲かせたいというときに必要な栄養素です。(一般的には「実肥」とも呼ばれ、実ができる植物の場合は実をつける役目を果たしますが、洋ランは花を咲かせる目的の園芸ですので、ここでは「花肥」という説明にとどめておきます。)
また、洋ランに限らず、植物の遺伝物質として知られるDNAやRNAについては、生き物が生きるために欠かせない成分ですが、これらは、大量のリン酸を含有しています。
さらに、光合成においては、リン酸を含んだ化合物が作られるという過程を経て、植物に必要な栄養素が合成されていくということも忘れてはなりません。
したがって、リン酸は、植物の成長に欠かせない成分ですので、リン酸が不足することになれば、成長が阻害されてしまうということになってしまいます。そもそも、リン酸は「花肥」と呼ばれるほどに花の生育を促進する役目を果たすので、リン酸は、洋ラン特有の綺麗な花を楽しむために重要な栄養素になります。
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