窒素・リン酸・カリ(肥料の種類)
洋ランに限らず、植物を栽培するときには、肥料を与える事が重要とされています。植物は、光合成によって栄養素をつくるほかに、土から栄養素を吸収する事で生きているためです。
特に、窒素・リン酸・カリは3大要素と呼ばれ、肥料の成分としては最も重要なもので、通常、肥料を選ぶ際には、これら3つの成分の比率に着目することが必須になります。肥料に書いてある「N:P:K」の比率は、それぞれ、「窒素・リン酸・カリ」を示しているものですので、その部分をよく確認したうえで、肥料を選択することが望ましいと思います。
なお、人工的につくられた市販の液肥については、窒素・リン酸・カリが等比率の、いわゆる汎用液肥を使っても差し支えは無いと思いますが、洋ラン専用の肥料など、個別の商品によって、それぞれの栄養素の比率が書かれていると思いますので、商品ごとに「N:P:K」の比率を確認することが大切です。
これらの成分の特色を正確に説明すると難しい話になってしまいますが、それぞれの栄養素の性質について簡単に解説したものについては次のページを参照してください。ただし、きわめて簡潔な説明であり、厳密に言えば正確な説明とはいえない部分もありますので、簡単な知識程度のものとして考えていただければよいと思います。
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