コチョウラン(胡蝶蘭、ファレノプシス)
コチョウランは、ファレノプシスとも呼ばれ、本来、野生では、熱帯地域のジャングル地帯に着生しているランです。日本では、シンビジュームと同様に、宮崎県が主要な生産地となっています。これは、温暖で年間を通して日照時間の長いという宮崎県の自然環境によるものと考えられます。
コチョウランは、野生としては、熱帯地域のジャングル地帯に着生していたという経緯もあるので、栽培の際には、直射日光ではなく、カーテン越しの弱い日光で育てることが必要になります。夏の場合は日光の強さをさらに弱めに調節することも必要です。そして、コチョウランは、適度な湿度のある空気の場所で育てる事が重要です。しかしながら、あまりにも日当たりが弱すぎると逆に生育状態が悪くなります。
また、非常に寒さに弱い品種ですので、室温も10度以上を保っておく事が必要になります。このように、室温、湿度、日当たりについては、植物の様子をみてこまめに調整しておくことが重要です。
また、コチョウランの場合は、シンビジュームとは違い、株分けできないという短所があります。すなわち、株を繁殖させるために、「株分け」という手法を用いる事ができないということです。
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【一言メモ】
コチョウランの花言葉:「あなたを愛します」、「幸福が飛んでくる」
→「幸福が飛んでくる」という花言葉をもつコチョウラン。非常に縁起がよい花言葉ですので、お世話になった人などのお祝いの記念に、贈答用のコチョウランをプレゼントしてみるのもよいと思います。