パフィオペディルム
パフィオペディルムは、袋状の唇弁が特徴的な種類です。そのため、袋状の花弁が食虫植物を思わせるものですが、実際には虫を食べるなどの性質を持っているわけではありません。
また、パフィオペディルムは、東南アジアが原産で、石灰岩地帯に生育する植物ですが、最近でも次々と新しい原種が発見されているなど、ある意味では未知の植物といえるかもしれません。また、大量繁殖ができないという点においても、希少価値をより高めている要因となっています。実際に、パフィオペディルム属の原種については現在ではワシントン条約によって輸出入は原則禁止となっています。
しかしながら、一般的に国内の花屋さんで出回っているものは、国内の取引において、一般の園芸用として生産され販売されているので、一般市民でもパフィオペディルムの栽培を楽しむ事ができます。しかし、それでも、一般に流通量が少ないので、シンビジュームなどと比較しても栽培に関する資料などが比較的少ないと考えられます。ほかの種類の洋ランを栽培している人が、パフィオペディルムの栽培に挑戦してみたいと考えるようなケースもあり、いわば、洋ラン栽培の上級者に適している品種といえるでしょう。
|
コチョウランの贈り物|
コチョウランをインターネットで買う
|
【一言メモ】
パフィオペディルムの花言葉:「気まぐれ」、「変わり者」、「思慮深さ」
→地味なイメージのある品種で、変わり者と言われればそのとおりかもしれないですが、ひかえめながらも花を咲かせてくれるパフィオペディルムは、思慮深さをイメージさせる側面もあるのかもしれません。